看護師転職サイトは使わない方がいい？メリット・デメリット、仕組みについて徹底解説

そもそも転職サイトってどんな仕組み？

転職サイトは、人材募集している企業と求職者の間を仲介するサービスです。
仲介の手数料は紹介元の病院から徴収するので、サービスを利用する看護師さん達は無料で使用することが出来ます。

看護師転職サイトは「使わない方が良い」って本当？

世の中には看護師向けの転職サービスが山ほどあり、その中には万件単位の案件が詰まってます。転職についてネットで調べた際「転職サイトは使わない方がいい」と書いてあるサイトをいくつも目にします。

使わない方がいいと言われる理由

• 頻繁に電話がかかってくる
• 悪質な案件ばかりを紹介されるイメージ
• 希望に沿った求人を紹介してくれない
• 雇用側が手数料を支払う必要がある

1.頻繁に電話がかかってくる

転職サイトへの登録直後は「聞き取り」のために、キャリアアドバイザーから直接の連絡が入ります。ただ聞き取りの後は、メールやLINEでのやりとりに移行する事の方が多いです。
僕の場合は初回相談の際に「必要時はこちらから連絡するようにします。」と伝えておいたためか、その後の電話はありませんでした。

2.悪質な案件ばかり紹介されるイメージ

実際、転職サイトに掲載されてる職場には色々な背景があります。

2020年の雇用調査では、求人サイト経由で採用をした企業は全体の65%でした。大半の会社が看護師を採用するときは、求人サイトを利用しているということになります。地元のクリニックや、その他の優良な会社も求人を出していますので、決してブラックな職場ばかりではありませんよ。

3.希望に沿った求人を紹介してくれない

希望に沿った求人が、市場に出回ってないケースもあります。

上記のように希望を限界まで詰め込むと、求人案件が見つからない事はどうしてもあります。
完璧に理想通りとはいかなくても、アドバイザーとの面談を行う中で、きっと希望に近い職場が見つかるはずです。

転職サイトのアドバイザーは交代させることも可能です。あまりにも希望通りの条件をなかなか出してもらえず「この人とは合わないなー」と思ったら、遠慮なく担当の交代を申し出ましょう。

4.雇用側からの印象が悪い

会社は求人サイトに採用募集をかけた時点で、お金を支払う必要があります。

採用情報を掲載した時点で、①〜③のの採用コストは折込済みで掲載しています。

ただ反対にそもそも競争率の高い職場（大学病院や美容医療病院）では、期間限定の応募に大勢が募集するため、転職サイトの利用がマイナスに働く可能性もあります。
入りたい職場がはっきりしている人は、使用するメリットが少ないかもしれません。

結論『使わない方が良い⇨使い方次第では良いツール』

使わない方がいい人はどんな人？

1.入りたい病院や施設がはっきりしている

先ほども説明した通り、紹介料が発生する兼ね合いで、転職サイトを使用した転職は通常応募よりハードルは少し高くなります。

「入りたい病院が既に決まっている場合には、転職サイトを経由する必要はありません。」

2.自分のペースで就活を行いたい

転職サイトのキャリアアドバイザーの勧誘はしつこくないと、先ほど説明しましたが、転職に意欲的な利用者さんにはその限りではありません。

転職サイトのアドバイザーはスムーズな転職のために、定期的に連絡を行います。この打ち合わせや相談にストレスを感じる方もいらっしゃいます。

3.小さなクリニックまたは、立ち上げたばかりの在宅医療介護事業所に転職を行いたい

立ち上げたばかりの事業所では、採用費用を抑えるために求人を出していないところもあります。ネットから情報収集をして「ここ良いな！」と思った場合には直接の応募を行なってみましょう。

☆転職サイトを使用しない人で、病院やクリニック選びで失敗したくない人にはこちらの記事がおすすめです。

使った方が良い人はどんな人？

1.誰かに相談しながらキャリアを考えたい

退職の際には、今後のキャリアのことを考えて迷いや不安も大きくなるはずです。

などなど・・
今後のキャリア設計に関する悩みは、転職時にはつきものですよね。また適切な相談相手もなかなかいないのではないのでしょうか？
転職サイトの専任キャリアアドバイザーであれば、採用担当側の情報にも精通しているため、長期的なキャリアプランの相談も行うことができます。

2.比較しながら選びたい

ひとりでは比較することも難しい疑問や悩みも多くあると思います。そんな中で、頼りになるのが転職サイトのキャリアアドバイザーです。
社内風土や年間休日数、給与などを比較しながら、希望に合う職場をリストアップしてくれます。

3.短期間で転職を決めたい（半年以内）

転職サイトを利用した方が、希望通りの職場にマッチするまでの時間が短くなります。
サービス内容は転職サイト毎に微妙に違いますが、履歴書の添削や給与交渉を行ってくれるところも数多く存在します。
特に給与交渉を転職サイト側に依頼できるのは、大きなメリットです。

4.転職活動にかける時間がない

病棟での勤務がある方や、子育てをしながら働いている方は、転職活動にかける時間なんかほとんどないですよね。多数の求人情報の中から、一つを選んで転職するのはなかなかに骨の折れる話です。
条件を伝えて選定をキャリアアドバイザーに任せることで、転職活動がスムーズに行えるようになります。

『転職サイトを使わない方が良い』ということはない！
メリットもある！

いかがでしたでしょうか？

今回は「看護師は転職サイトを使わない方が良い」という話について、解説をしてみました。
結論私は情報収集にかける時間が少ない人ほど、転職サイトを活用した方が良いと考えています。
無料のサービスですし、転職に特化したプロが案件を取り扱っています。自身ひとりで転職活動を行うよりも、スムーズに結果が出せると思います。

ただし、転職サイトによって

・扱ってない案件がある
・担当者との相性が合わない

と言ったケースも多くあるため、最低でも３つ以上のサイトに登録して利用することをお勧めします！

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