自己分析で自分の強みや長所を発掘しよう!
この記事はこんな人におすすめ
・自分の経歴に自信がなく、強みや長所がわからない方
・転職を考えているが、上手に面接官にアピールできるかわからない方
・医療企業や産業保健師、CRCなどのレア求人&難関職種に挑戦してみたい方

看護師の業界は売り手市場だし…
自分から売り込まなくても、必要としてくれる職場はたくさんある!
・・・はず!

と、思ってますよね?

え?違うんですか?

病院やクリニックを選ばなければ、確かに売り手市場でしょう。
でも人気の求人…例えば待遇の良い病院や企業保健師、美容クリニックなどでは採用までのハードルは高めに設定されています。
何も武器を持たずに、就職面接に行った場合。
人気の求人には合格できる可能性は少なくなってしまいます。
より高い評価を得るためには、自分自身の魅力を熟知し、アピールできるようになっておく必要があります。

確かに良い職場に入りたいな。でも私は特別な経験もないし。アピールできるような事もないし…。

そんな方でも大丈夫です。
今回は自己分析の行い方と、自己分析を行うメリットについて解説を行います。今は自身のない人にでも、必ず強みが見つかるはずですよ。
この記事は質問形式となってます。
時間のある方はぜひ紙とペンを用意して望んでみてください。最後まで確認できれば、キャリアが整理できますし、面接や履歴書作成に大いに役立つことを保証します。
自分にあった転職サイトを探したいならこの記事!
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転職前に自己分析を行うメリット
転職前に自己分析を行うことで、他の志望者と比較して魅力的な志望動機を作成できます。
自分の強みを知ることができるので、職場選びの判断要素としても役に立ちます。
転職前に自己分析するメリット3選!
1.価値観が明確になり、自分に合った職場が分かるようになる
2.転職市場における自分の強みを知ることができる
3.魅力的な履歴書作成が行えるようになる
1.価値観が明確になり、自分に合った職場が分かるようになる
今この記事を読んでくださっているのであれば、現在の職場に何かしら離れざるを得ない理由があるのではないのでしょうか?
もしその理由が『働きやすさ』や『人間関係』、『やりがい』の悩みから生じるものであれば、自己分析をしてから会社選びをすることを強くお勧めします。
なぜなら、次の職場でも同じ課題に直面するリスクがあがるからです。
自分が『好きなこと』『楽しいと思える仕事』『価値観』をはっきりさせていく中で、転職後のギャップを軽減することができます。

私も経験したことなのですが、モチベーションの沸かない職場で働くのは、本当に辛い・・・!!
やりたいことを明確にし、それに沿った職場に就職するのは大事です。就職後のやる気も維持されやすくなり、今まで以上に心地よく働けるはずです
2.転職市場における自分の強みを高めることができる
看護師は所属部署次第で、経したことのある疾患や専門技術が大きく変化します。
今まで経験してきた専門性は、自己PRにおいて大きな武器になります。

自分の適性や強みを知ることは、会社選びや面接の際に役に立ちます。
3.魅力的な履歴書作成が行えるようになる
面接の時には『志望動機、入社してやりたいこと』を必ず聞かれます。経験や強みをあらかじめ文章にしておくことで、履歴書作成中や面接中にも確認が取れるようになります。

より説得力のあるアピールが行えるため、採用担当の評価UPが期待できます
キャリア分析:STEP1
自己分析の準備を行う。

この記事は流し見するだけでも、効果は十分です!
ただ、最大限の活用するため、メモの活用を推奨させていただきます。後々の履歴書作成や面接対策の参考になりますよ!
【事前準備(可能なら、でOKです!)】
・まず可能であればA4くらいの紙とペンを用意してください。
・ステップ1〜4の内容を思いつくがままに記載して残していきましょう。
・紙やペンがない人は、スマホのメモアプリなどを活用するのが良いと思います。

私、自慢できるような技術や経歴なんて持っていないです・・・
そう考えている方もいるかもしれません。
私も最初の転職ではそうでした。
自分視点でキャリアを見ると評価されるようなことはないかもしれません。
しかし他の人が見れば、評価されるようなスキルも実は多いです。

過小評価することなく、自分の武器を正しく確認してみましょう。
STEP2.専門性と経験を分析する
看護師の『専門性』と『経験』とは?
『専門性』は職種ならではの知識(医療技術、疾患理解、看護技術)
『経験』は職種に関連しない知識(リーダー経験、委員会、学生指導など)
看護師としてのキャリアは、経験した部門や診療科だけでは決まりません。今までに経験した業務や、医療技術&看護技術もキャリアとしてカウントされます。これまでの自分の努力の記録を文字に起こしてみましょう。
専門性のキャリア分析例

専門性の分析を事例をもとに行ってみていと思います。
モデルは総合病院3年目の看護師(過去の管理人自身)です
事例:3年目看護師の場合
勤務先:二次救急総合病院→二次救急なのでICUなどはなく、人工呼吸器をつけた重症患者も病棟で担当することがあった。
配属先:外科・呼吸器外科、混合病棟
得たスキル:抹消血管確保、化学療法、周術期看護、ドレーン管理、ストマケア(指導はまだしていない)、身体ケア全般
その他:1年目では事例検討、3年目で看護研究も経験
経験のキャリア分析例

続いて経験の分析を行います
今までの経験を分析する
勤務年数:3年間
看護研究:1例
研修参加:BLS、ICLS講習に参加
実習指導:なし
委員会:なし
配属先の病棟の担当患者数:日勤6人、夜勤12人(最大)
チームリーダーの経験:あり(フォローを受けながら)
プリセプターの経験:なし。エルダーとして、新人フォローや振り返りに同席した事がある。
上記2点の自己分析で意識して欲しいのは、できないことを見つけるのではなく、できることを探していきましょう。事例にあげた以外の項目でも、アピールできそうな項目があれば控えておきましょう。
例えば研修の受講歴や、資格取得などがある場合には、専門性として非常に目を引く項目ですよ。
STEP3.自分の価値観、やりたいことを明確にする
この記事をここまで読んでくださっているということは、何かの理由があって転職を考えられている方だと思います。
この項目では『次の職場でやりたい事は何か』を考えてみましょう。

患者さんと忙しすぎて、まともに関われないのがストレスだな。もっとじっくり看護したい。

人間関係が良くて風通しの良い職場がいいな。部署移動がストレスだから、スタッフで仲が良い小規模な職場にしたい。

病院の働き方に疲れてちゃったな。病院から離れたところで仕事をしてみたい。クリニックとかどうなんだろう?

認定に興味があるから、教育体制のしっかりしたところに行きたいな。研修制度がない病院はやめておこう。
転職によって叶えたい理想の働き方があるはずです。
それを言葉にしてみましょう。
転職の動機は、次の職場へのモチベーションにもつながります。
STEP4.転職後に譲れない事を考える
漠然と職場を探すよりも、ご自分の中で避けたいものを洗い出しておいた方が良いです。次の職場で譲れないものをいくつか決めましょう。

小さい子供がいて、送り迎えしないといけない。
残業はしたくないな。

キャリアを維持したいから、急性期もみれる病院がいいな。

夜勤の時の心身の負担が大きいから夜勤がない仕事がいいです。家族のこともあるので残業は少なくしたいです。

キャリアを維持したいから、急性期もみれる病院がいいな。
などなど、いろいろな『譲れないこと』があると思います。
今の職場で「苦しいな」「これは辞めたいな」と思うところを1つか2つほど上げて、回避するだけでも働きやすさはかなり改善するはずです。
仕事に辛さを感じていて、原因が職場の働き方にある場合。
その思いは大切にしたほうがいいです。
転職後に同じ経験をしなくなるだけで、かなり働きやすくなると思いますよ。
STEP5.長所と短所を洗い出す。
長所と短所は面接や履歴書内などで、必出の質問となっています。
これらを見つけるには、仕事の中の印象的なエピソードや過去の経験から洗い出すと見つけやすくなります。
長所は『頑張った事/今まで達成した事』
短所は『失敗した事/反省している事』で表現してみましょう。
長所と短所が矛盾しているPR文は、説得力に欠けてしまうためNGです。
短所は無理に取り繕うのではなく長所と表裏一体にしておく事で、整合性を持たせましょう。そうすることによって説得力が向上します。
長所:丁寧な対応と、患者さんへの誠実さ
短所:患者さんの想いに引っ張られ、業務に時間がかかってしまう。
長所と短所が表裏一体になったPR文例文
「私はどんなに忙しい時であっても、患者さんの想いに耳を傾けることを意識してきました。ケアの丁寧さと患者さんへの誠実さは、今まで私が大切にしてきたもので、今後も続けたいと考えています。
しかし、患者さんの想いに気持ちが引っ張られてしまうこともあり、ケアに時間をかけすぎてしまう事もありました。自分の気質に気付いてからは、タスクの管理を工夫するようになっています。現在も仕事の質と、スピード感を両立できるように工夫を行なっていきます。御助力をいただきながら成長していきたいです。」
長所と短所は表裏一体にしておくと、文章として成立しやすいです。また説得力も増します。実際に起こった出来事を絡めながら、文章を作成するとPR文全体に深みが出そうですね。
それでもなかなか、自分の長所と短所が見つからないという方は自己分析のツールを活用して見るのもおすすめです。
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まとめ
上記の項目を確認しただけでも、自分のセールスポイントがかなり見えてきたのではないのでしょうか?自己分析の結果は、転職活動にとって大きな武器になります。
方向性が明確になったところで、次は職場の情報収集をしていきましょう!
詳しい情報収集の行方については下記の記事をチェックをしてみてください。
→【看護師】職場選びで失敗しないために!重要な4つのポイント!【転職】

自己分析はできたし、方向性も定まったけど、転職先の情報を収集する時間がないんだよなぁ・・・
という方。準備する時間が少ないという方であれば、転職サイトの利用をお勧めします。
看護師転職サイトでは専任のキャリアアドバイザーがついてくれるので、希望に沿った転職先の紹介をしてくれます。今回の自己分析の結果なども、キャリアプランの相談をする上で有効な材料になります。
以下におすすめ転職サイトのリンクを掲載しておきますので、興味のある方はぜひご確認ください!
※転職サイトはサイトによって、得意な分野や持っている求人情報が少しづつ違います。なので、2~3のサイトに登録するのがオススメです。
→【徹底比較】あなたにあった看護師転職サイトを紹介!大手6社分析してみた!
厳選オススメ看護師転職サイト3選
看護師の転職サイトは、サイトによって取り扱っている求人情報にばらつきがあります。
一つのサイトで未公開の独占求人などを所持している場合があるので、2〜3つのサイトに登録して情報を収集するのがオススメですよ。
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